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ではでは、歌舞伎座のこと、今回のお芝居のこと。
いろいろひっくるめて雑記。


【歌舞伎座案内係のみなさま】

案内がとても気持ち良く、
質問対応も丁寧でした。

へぇ~と思ったのは、
ご年配のご婦人が女性の係員に、

「吉右衛門さんは播磨屋、菊五郎さんは音羽屋でよかったかしら?幸四郎さんは?」

…と、出演する役者さんの屋号を聞いていて(恐らく大向うの掛け声対策)、
そうか、そーいう事も教えてくれるんだぁと。

(ちなみに幸四郎さんは『高麗屋』です)


【筋書】

パンフレットではなく、『筋書』。
筋書

物語のあらすじや解説、役者さんのインタビューなどなど、
盛り沢山に載っていて、
私のようなミーハーな初心者にはとてもありがたい。
この情報量で1,500円は安いと思いました。

びっくらこいてしまったのは、
新歌舞伎座オープンに寄せ、演劇学者の河竹登志夫氏が寄稿されていた事で。

(…ぶっちゃけ、まだご存命でいらしたことにビックリ…きゃーーー!ごめんなさいっ!!!!だってー、大学の日本演劇史の講義で名前存じ上げた時にはもう結構ご年配だったんだもーん…)

登志夫氏の祖母が『弁天娘~』の作者・河竹黙阿弥の娘で、お父上が養子のため血縁は無いものの登志夫氏は黙阿弥の義理のひ孫さんにあたります。
…米寿を超えられて、今回の新歌舞伎座は氏にとって3代目だそうです…生き字引。


【配役が大御所揃いだよー!】

いや…その…歌舞伎のホームグラウンドなんだから当たり前だろって突っ込まれそうなんですけど…だけどさ…菊五郎さん左團次さん、さらに吉右衛門さん幸四郎さんの名前が並んでたら、『すげー!』って思うじゃん(笑)。

つくづく、歌舞伎座の舞台って別格だなって思っちゃったんだわ。
大御所級の役者さんたちが5人も6人も同じ舞台に上がって来るんだよ?

しかも、この方たちの実年齢を鑑みるに…信じられない。
みなさん、本当に格好良いんだよ。

…重ねて言いますが、ワタクシはミーハーな初心者です(笑)。


【弁天小僧菊之助=菊五郎さん】

菊之助を演じるのは30回目だそうです。
まさに当たり役。
引きこまれました。
最初娘の姿で登場し、途中男だとバレてからの豹変っぷりとコミカルな所作で笑っちゃいました。
そして、名乗りの名調子。


【知らざぁ言って聞かせやしょう!】

「待ってました!」の大向う。(おおむこう=客席からの掛け声。)
菊之助が自分の正体を明かす名台詞。
黙阿弥作品の特徴でもある七五調、
掛詞などのお遊びが多用されてて決してパッと聞いて意味がすぐ分かるわけではないんだけれど、菊五郎さんの言い回しを聞いてるだけで何か勝手にテンション上がっちゃうんだよ!

七五調の言葉のリズムが心地いい。
あー日本人なんだって思いました(笑)。

「~弁天小僧菊之助たぁ、おれーーーがーー、こーーーとぉーーだぁーーーーー!」

拍手喝采。

台詞の間、菊之助本人の所作以外の舞台上の動きは一切無く、
そうすることでこの話芸一本に焦点を絞ってるんですよね。
しかもそれを聞いてるだけでテンション上がっていく。
歌舞伎の独特の言葉回し、それがいかに練り上げられたものかってことが解った気がしました。
そしてやっぱり、菊五郎さんの凄さですよ。
何度も「カッコいい~~」ってつぶやいちゃった(笑)。


【白浪五人男・勢揃い】

白浪五人男


揃いの青い着物に『志ら浪』の文字が入った番傘。
追ってきた捕物方に囲まれながら、一人ずつ名乗りを上げる。

5人の立ち姿がまーーーステキだこと。
そしてまたまた七五調の『ツラネ』。

私のテンションこのときMAXです。シビレた。
この場面で「カッコいい~~~」を3倍増しでつぶやきました(笑)。


【菊之助と捕物方・屋根の上の大立ち回り】

歌舞伎の立ち回りって独特で、
リアルな大暴れという感じではなく、
ゆるりゆるり、スルスル~って感じの(どんな感じだ(笑))舞踊表現的に出来上がっていますが、この立ち回りはちょっと凄かった。

菊之助の方は一見あまり動かず、
造作もなく捕物方をあしらう風情を見せながら、
対する捕物方のアクロバティックなアクションが!

捕物方が飛んだり跳ねたりしながら次々に展開し、手に汗握る。
菊之助との呼吸といいその緻密さといい、
何て見事な演出なんだろうと。


【必殺!がんどう返ーーーーし!】

そして立ち回りの最後、もはやこれまでと腹を切った菊之助。
…その後。

屋根の上から次の場面に、

「うわああああ~~~大道具があぁぁぁーーーー!!!!!!」

…という…

ビックリな転換をして度肝を抜かれますた・・・。

『がんどう返し』といいまして。ええ。
ほぼ大道具のちゃぶ台返しです(爆)。
詳しくはネット検索などで出てくるでしょう。
ググってください。


【他にも書きたいことはいーっぱいあるんだけどぉーー!】

…キリがなくなるので、このへんで。
パンフに載ってた出演者インタビューの中で菊五郎さんが、

「歌舞伎ほどよくできたお芝居はないと思います」

と語っているんですけれども、
本当にそうだと思いました。
3月の赤坂もそうだったけど、
今回も前のめりで見ちゃったなー。


【一幕見席のあれこれ】

舞台から一番遠い場所でも、
2,000円の破格で十分楽しめる一幕見席。

ただやはり普通のチケットで見るのとは違うことや難点もあるので、
最後にそのことを。

☆これは3階席全体がそうなのかも知れないが、
高い場所で急なスロープなため、舞台を完全に斜め上から見下ろす位置になる。
そのため舞台奥や高い場所に役者さんが立つと、顔が見えないことがある。

☆そのため、屋根の上の場面でちょうど『決め』のところで菊五郎さんのお顔が見えなかったり、吉右衛門さん演じる日本駄右衛門の終幕の決めも顔が完全に隠れて、最後の最後「あれ~~~」って感じになっちゃったのが残念であった。。。

☆舞台から距離があるため、どうしても音の伝わり方として、人の台詞よりもお囃子の三味線の音の方がよく響いて聞こえてしまう。
特に軽妙な普通な感じの台詞がそちらにかき消されてしまうことがあった。

☆売り場でもオペラグラスが販売されていましたが、あるといいかも。

☆1幕見席の出入り口と通行経路からは歌舞伎座の1階ロビーの方に入れないので、中にあるお土産屋さんには入れなかった。


…と、細かいことはいろいろあるけれども、
次は絶対普通にチケット買って見ようと思わせてくれるくらい、
歌舞伎の面白さは十分堪能できた。


【準備は万端整えていきましょう・・・】

前の記事で書きましたが、
TDRのアトラクション待ちより厳しいほぼ4時間立ちっぱなし。
観劇中はそんなことすっかり忘れて楽しんでいたんですが、
帰りの電車で反動が来てしまい、頭痛で寝込むハメになってしまいますた(;^_^A

(その煽りで3日ほど体調不良でした。翌日仕事はしたけどね。)

今回は杮落としで各演目とも超豪華キャストだったことや、千秋楽が近かったこともあったと思うんですが、案内係さんのお話によれば確実に椅子席に座れる目安は販売開始1時間半前だったようです。

次に幕見をするときはイスに食料飲み物、抜かりなく準備して行くさ(笑)。
6月は前売り買って見るけどね。

歌舞伎座らすく

東銀座駅前のお土産屋さんで買ったラスク。
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